杣口通信[里山便り①]


1994年創設、山梨県山梨市牧丘町杣口字青山の最奥に立つ小さな山小屋「杣口山の家」から季節の便りをお届けします。山小屋といっても一般営業はいたしておりませんのであしからず。
by somaguchi
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臭い奴の正体

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 気温が下がってくると毎年のことだがこいつが大発生します。
 どうやら小屋を越冬場所としているようであります。
 つい先日訪れたおりには、日差しが出て急に暖かくなったせいか、道沿いのぬくんだコンクリートののり面や板壁にびっしりうごめいて、ぶんぶん飛び回っている奴もたくさん。こいつらが全部小屋を越冬場所に選択すると思ったら卒倒しそうな気分。圧倒的な数の武田騎馬軍団にたった一人で立ち向かわなければならなくなった雑兵のような、まさにお手上げ敗北宣言であります。
 冷えきった室内がストーヴの火でようやく暖まってくると、どこに潜んでいたのか、またぞろはい出してきて、さらに暖かい電灯の笠でもうごめきはじめるのですね。そして飛び回る奴も。掃除機で吸い込んで退治しようとすると、室内にはあの臭いが充満して今度はこちらが窒息しそうな気分に。かのきれいな排気のダイソンでもこれはかなわないだろうなあ。
 平和共存をはからなければなりませんが、飲みかけのビールのグラスに飛び込んでこられたり、寝ている布団の中にまで侵入されて寝返りを打ったとたんにあの臭いが漂ってきたら、そんな平和共存、非暴力なんていう言葉は一瞬のうちに消し飛んでしまいます。
 どなたかうまい解決法を教えてくださいな。

 この写真はグサギカメムシと思われますが、緑色した奴とか、ちょっと形の違う奴とか、とにかくいろいろいます。天敵はいないのでしょうかね。渓流や北の湖ではヤマメやアメマス、ニジマスがこの大発生のときに好んで捕食するそうで、釣り上げた魚の口臭はすごいようであります。
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by somaguchi | 2008-11-16 08:16