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杣口通信[里山便り①]


1994年創設、山梨県山梨市牧丘町杣口字青山の最奥に立つ小さな山小屋「杣口山の家」から季節の便りをお届けします。山小屋といっても一般営業はいたしておりませんのであしからず。
by somaguchi
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冬支度

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 11月最週末の杣口は、初冬のおだやかな日和でありました。それでも日が陰ると急速に気温は下がり、ストーブのぬくもりが恋しくなるばかりであります。ひんぱんに出かけなければ春までなんとか保ちそうな量の薪もあり、快適に過ごせそうでありますが、例年のように例のカメムシ君やテントウムシ君のほか、名前の判別できない小型の虫がかなり小屋を越冬場としており、なかでもカメムシはへたに接触するとあの強烈な臭気を放つのでじつにやっかいでありますね。先住権はどうやら彼らの方にありそうなので、共栄は願い下げでありますが、なんとか共存の途がないものか、先達の智慧を拝借いたしたく、、、、、、
 ちょうど小屋に遊びにこられたみなさんと甲州市(旧勝沼町)の丸藤ワイナリーを訪ねました。わたくしは3度目か4度目の訪問でありましたが、今回はじめて工場の中をひとまわり見せていただきました。
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 工場内の通路に丸藤ワイナリーの主力ワインである「ルバイヤート」という銘柄のワインの名付け親となった詩人日夏耿之介の自筆の手紙が展示されてありました。つづく
# by somaguchi | 2009-12-09 10:26

2009年末忘年もちつき会のお知らせ

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今年は12月第3週末に実施いたします。例年どおり土曜晩は忘年会で鳴り物入り(ミュージシャンの参加募る)で飲み明かし、翌日曜は朝一番からもちつき。古くからの参加者はもうかなり体力が落ちているので、できればまだ体力のあり余っている若い人を誘っておいで下さい。もちつきなど知らない、一度もしたことがないという人もぜひ一度体験を。
○12月19日(土)
お昼ごろから夕方、夜にかけて、山の家に直接おいでください。夕食はいつもどおり賑やかに忘年会を兼ねます。
○12月20日(日)
朝から手分けして準備をはじめ、臼と杵でもちつきを行います。つきたてのおもちでブランチ、ヤッホー・オークションなど。もちつきは午前8時ころには始めるので、できる限り前夜からおいでください。もちろん当日でもOKですよ。つきあげたたもちはお土産に。
*ヤッホー・オークションとは、みなさんのご自宅に眠っている不要品や手芸品、工芸品などの出品をお願いし、挙手入札で最高値をつけた方にお持ち帰りいただくという制度で、売上はすべて杣口山の家の維持管理費に全額寄付することを強要する悪徳商法のようなシステムであることをご了解ください。山でやるのでヤッホー・オークション、事前に出品物を見ての談合や値引き交渉などの密約はこれを不可といたしません。核持ち込み密約など、国家からして密約だらけですからね。
【みちのり】
*JR中央線「塩山」駅下車、タクシー約25分、3500円ほど。時間を合わせれば車で来る人に駅から同乗可。相談されたし。
地図はこちら→
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=35.780367437053&lon=
138.69618639192&z=17&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=
ks&home=on&hlat=35.780367437053&hlon=
138.69618639192&layout=&ei=utf-8&p=
(コピー&ペーストしてつなげてください)
【だいたいの費用】
*新宿から特急「かいじ」または「あづさ」(停車のない列車もあり要注意)利用、塩山まで(新宿から約1時間半、指定席特急料金込み片道3500円)。立川、八王子、高尾から普通列車あり(高尾から約1時間、片道1110円)。
*食費は参加人数で割り勘にします。
*ビジター参加で宿泊の方は、食費とは別に一泊1500円を山小屋維持費として頂戴しています。ご協力下さい。
お問い合わせ、参加表明は下の Comments 欄へ。
# by somaguchi | 2009-11-20 11:10

杣口小屋の秋

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 山の家のご近所の飯塚さんの話によれば、先週の冷え込みで、標高880メートルほどの山の家周辺の紅葉は一気にすすんだということでありましたが、乙女高原へ向かう途上、標高1200メートルあたりくらいから上は落葉もかなりすすんで、骸骨のような白い枝をひろげているトチノキもだいぶ見受けられました。カラマツの黄葉も盛期を過ぎたのか、鮮やかさはなく、若干くすんで、このまま散ってしまうのではないかとも思われるほど。小1時間ほどキノコを探しましたが、まったく気配なし。今年はシモフリシメジを食べるのはあきらめるしかなさそうです。まだこれから出る可能性もありますが、採りにいく時間がありません。
 さて先の週末の晩、小屋に泊まった人たちの平均年齢はかなり下がりました。7日土曜の昼にふもとの五味ワイナリーで「新酒を楽しむ会」が開かれ、すでに幾度か小屋を訪ねてくれたことのある若い人たちが会社の同僚を引き連れて参加してくれました。その流れで8人ほどがそのまま小屋にやってきたのですが、昼間飲み放題のワインをたらふく飲んだというのに、またこの晩は宴会の続き。夜半まで歌声は谷間をこだまして、宵になるといつも金網近くまでやってくる野生の鹿たちをも遠ざけたのでありました。
 翌朝の外飯はこんな具合。キリッとした新鮮な大気の中でいただくと、前夜の酔いもどこかへ去り、食がすすみますねえ。
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 次回はあらためてお知らせしますが、12月19、20日に忘年もちつき会をいたします。加齢のため徐々にもちつき会からただの忘年会になりつつあり、忘年会といいながら酒量がさらに減りつつありますねえ。もちのつき手の体力ある若い人たちを求めておりますので、よろしく。
# by somaguchi | 2009-11-09 19:47

キノコ祭り無事終了

 先の週末、恒例のキノコ祭りは今年の天然キノコ不作にすっかり同調してわずかな収穫だったにもかかわらず、参加された皆さんそれぞれ秋深まりゆく森を歩き、近辺の里山を満喫していかれたようであります。
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 採れたキノコの種類はこんな具合でありました。左上の山伏が胸にぶら下げている白い房にそっくりなヤマブシタケから時計回りに、クリタケ、ナラタケ、ハナイグチ、ヌメリスギタケモドキ。すべてキノコ鍋にしておいしくいただきました。
 翌午前の収穫はクリタケが少々でしたので、こいのぼり農園から差し入れのナメコを加えてキノコ蕎麦に。うららかな秋の日差しのなかで、こちらもおいしくいただいたのはいうまでもありませんね。
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 さてさてこんなふうにして今年のキノコ祭りは暮れていきました。次回はこれまた恒例、忘年もちつき会を12月19日、20日の両日に行います。詳細はあらためてお知らせすることにいたしましょう。
# by somaguchi | 2009-10-20 08:38

2009年秋キノコ祭り

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 例年ならこんなクリタケやらなにやらがごっそり(嘘!)採れるシーズンでありますが、さてこれから今年はどんな具合でしょうか。先のシルバーウィークのときに若干採れはじめましたが、今週は台風模様もあって雨が多そうで、すると再来週になれば採りきれないほどの収穫を見込めるかも???
 というわけで今年もキノコ祭りを開催いたします。お誘い合わせの上どうぞお出かけください。

●2009年秋【キノコ祭り】のご案内●
秋の雑木林で、天然キノコをウオッチ、キャッチ、イート!
○10月17日(土)
希望者は午後一番からキノコ採りに出かけます(朝からの場合もあり)。
場所はその時期に合わせて、いちばんよさそうなところを選びます。小屋から1時間以内ほどの周辺です。その他の方はお昼ごろから夕方にかけて、三々五々山の家に直接集合してください。夕方みんなで採ったキノコの鑑定をし、可食のキノコを夕食の膳へ。
○10月18日(日)
朝から再び山に入ります。採れたキノコは鑑定のうえお土産に。
昼食後流れ解散となります。
【山の家への行き方】
*JR中央線「塩山」駅下車、タクシー約25分、3500円ほど。
*自家用車利用の人は中央道勝沼インター下車、R140を雁坂トンネル方面へ向かい、牧丘トンネルを抜けた直後、次のトンネルに入らずに、すぐクリスタルライン方面に左折、杣口方面に上り坂を10分ほど北上、右手に見える「八丁釣り堀」の看板を右折、道なりに突き当たりまで。
【だいたいの費用】
*新宿から特急「かいじ」利用(新宿から約1時間半、指定席特急料金込み片道3500円)。立川、八王子、高尾から普通列車あり(高尾から約1時間、片道1110円)。
*食費は参加人数で割り勘にします。
*ビジター参加で宿泊の方は、一泊1500円山小屋維持費として頂戴しています。ご協力下さい。
お問合せ、参加申し込みはコメント欄へどうぞ。管理人だけ見ることのできる鍵付きコメントもできます。下の Comments の文字をクリックすると書き込み欄が出ますが、左下の「非公開コメント」をチェックすると管理人だけが読めるコメントになります。非公開の連絡などにご利用ください。
# by somaguchi | 2009-10-05 07:21